[TU Delft] スマートシティ Part 3

講義内容
このコースはデルフト工科大学の「 Smart and Sustainable Cities: New Ways of Digitalization & Governance 」を翻訳し、日本語字幕をつけたものです。

スマートシティ実現への挑戦：持続可能性とガバナンス。スマートで持続可能な都市は、環境負荷を低減し、市民の生活を向上させる鍵となります。しかし、実現には多くの課題があります。

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このコースでは「持続可能なスマートシティ（SSC）」のガバナンスに焦点を当て、以下の点について学びます。

SSC 実現の課題: 利害関係者の調整、不確実性への対応、倫理的な問題など
効果的なガバナンスのための戦略: 共同創造、ロードマップ作成、データガバナンスなど
成功事例: コロンビアのメデジン市など、世界中の SSC プロジェクトから学ぶ

それぞれの Part の内容は大きく以下となります。

Part 1　イントロダクション、ガバナンスと規制のフレームワーク、持続可能性への取り組み、SDGsとSSC、ソーシャルイノベーション
Part 2　持続可能なスマートシティ（SSC) 実現への計画とマネジメント、モニタリングと評価
Part 3　利害関係者の関与、スマートシティズンシップ、デジタルイノベーション、IT ガバナンス

このコースは、持続可能な都市計画に興味があるすべての人におすすめです。
未来の都市づくりに挑戦しましょう！　　

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前提知識
とくに示されていません。

学習目標

持続可能なスマートシティ（SSC）のガバナンスにおける課題を検討する
SSC の取り組みにおける計画と管理の優先順位を考察し、議論する
SSC 開発における利害関係者や市民の関与の方法を理解し、共創の道筋を適用する
SSC におけるITガバナンス、データガバナンスに関連する状況とリスクを観察する
SSC イニシアチブの実施と監視のためのガバナンスと規制の枠組みを検討し、草案を考える
実際のケースで SSC イニシアチブを管理するためのロードマップを適用する

学習内容

Part 1

モジュール 0. 本コースの紹介
01) 0.1.1 「スマートシティ」コースへようこそ
02) 0.1.2 コース概要– 持続可能なスマートシティ（SSC) : デジタル化とガバナンスの新しい方法
03) 0.2.1 コース全体像
モジュール 1. ガバナンスと規制のフレームワーク
05) 1.1.1 モジュール 1 の概要
06) 1.2.1 スマートシティガバナンスロードマップ
07) 1.3.1 IT ガバナンス、フレームワーク、標準
08) 1.4.1 法的考慮事項
09) 1.5.1 サイバーセキュリティと倫理的影響
10) 1.6.1 研究事例: DO! チリのスマートシティ・ロードマップ
11) 1.7.1 モジュール 1 のまとめ
モジュール 2. 持続可能性への取り組み
12) 2.1.1 モジュール 2 へようこそ
13) 2.1.2 重要用語
14) 2.2.1 持続可能な開発目標（SDGs）
15) 2.2.2 持続可能なスマートシティ（SSC)
16) 2.2.3 持続可能なスマートシティ（SSC)とSDGs
17) 2.2.4 文献・資料
18) 2.3.1 都市が環境に与える影響
19) 2.3.2 文献・資料
20) 2.4.1 ソーシャルイノベーションとは
21) 2.5.1 生物気候学的建築の概念
22) 2.5.2 文献・資料
23) 2.6.1 研究事例：持続可能な都市移動性、クリチバ
24) 2.7.1 デジタルエコノミー
25) 2.7.2 持続可能なスマートシティ（SSC) の経済的持続可能性
26) 2.7.3 文献・資料
27) 2.8.1 モジュール 2 のまとめ

Part 2

モジュール 3. 持続可能なスマートシティ（SSC) 実現への計画
28) 3.1.1 モジュール 3 の概要
29) 3.2.1 戦略計画
30) 3.2.2 戦略計画 - パート2
31) 3.2.3 戦略計画講義
32) 3.2.4 文献・資料
33) 3.3.1 スマートシティアプリケーション
34) 3.3.2 文献・資料
35) 3.4.1 持続可能なスマートシティ（SSC) のプロジェクト計画
36) 3.4.2 文献・資料
37) 3.5.1 研究事例: ボゴタの学校
38) 3.6.1 モジュール 3 のまとめ
モジュール 4. 持続可能なスマートシティ（SSC) の管理
39) 4.1.1 モジュール 4 の概要
40) 4.2.1 都市管理の方法とツール
41) 4.3.1 持続可能なスマートシティ（SSC) のプロジェクト管理
42) 4.3.2 文献・資料
43) 4.4.1 都市変革のためのイノベーション
44) 4.4.2 文献・資料
45) 4.5.1 持続可能なデジタル・都市インフラ
46) 4.6.1 モニタリングと評価（導入）
47) 4.6.2 モニタリングと評価（講義）
48) 4.7.1 研究事例: メデジンにおける起業家精神、楽観主義、知識創造
49) 4.8.1 モジュール 4 のまとめ

Part 3

モジュール 5. 利害関係者の関与
50) 5.1.1 モジュール 5 の概要
51) 5.1.2 重要用語
52) 5.1.3 ボーナス資料：サムの紹介
53) 5.2.1 効果的な利害関係者関与のための考慮事項と枠組みの概要
54) 5.2.2 利害関係者の関与
55) 5.2.3 利害関係者に対する原則
56) 5.2.4 正義と公共的価値観
57) 5.2.5 効果的な利害関係者の関与のためのヒント
58) 5.3.1 スマートシティにおけるスマートシチズンの紹介
59) 5.3.2 電子参加のさまざまな側面
60) 5.3.3 協働ガバナンス
61) 5.3.4 ユーザー主導のデザインと共創
62) 5.4.1 研究事例 1: ラ・プラタ市の市民参加型予算
63) 5.4.2 文献・資料
64) 5.5.1 研究事例:『私たちはみんなポルト・アレグレ』
65) 5.5.2 『私たちはみんなポルト・アレグレ』インタビュー
66) 5.6.1 モジュール 5 のまとめ
モジュール 6. デジタルイノベーション
67) 6.1.1 モジュール 6 の概要
68) 6.2.1 ガバナンスの変革
69) 6.2.2 IT アーキテクチャ – 追加資料: ICT とインフラストラクチャ管理の課題
70) 6.2.2 IT アーキテクチャ – 追加資料: IT の改善
71) 6.2.3 データから知恵へ
72) 6.2.4 データとガバナンス
73) 6.2.5 データとイノベーション
74) 6.2.6 AI とデータガバナンス：いくつかの難しい質問
75) 6.2.7 透明性と意思決定 - 追加資料
76) 6.3.1 ブロックチェーン技術
77) 6.3.2 GIS
78) 6.3.3 GIS に関する文献・資料
79) 6.3.4 ソシオテクニカル ICT 開発
80) 6.3.5 文献・資料
81) 6.4.1 リアルタイムで車両を分類するための深層学習ツール (Serena-Coquimbo)
82) 6.4.2 都市モニタリング
83) 6.5.1 効果的な IT ガバナンス
84) 6.6.1 最終考察とまとめ

分野	都市設計
前提となる知識	とくになし
想定学習時間	３時間
修了認定テスト修了証書発行	なし
オープンバッジ発行	なし
受講期間	期限なし
講座サンプル

講師
Marijn Janssen ( Info )
Edimara Luciano ( Info )
Gabriela Viale Pereira ( Info )

翻訳ボランティア
謝辞
本コースの日本語翻訳は、下記のボランティアの方々の全面的なご協力によるものです。ここに厚く感謝申し上げます。

我妻春美様、天野颯太様
石井誠子様、蛯名郁矢様
駿河柚希様、西川瞳様
安田光伯様、山西宏明様
吉岡麻綾様（五十音順）

権利関係
この講座はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で提供されています。

Smart and Sustainable Cities: New Ways of Digitalization & Governance

Tu Delft（デルフト工科大学）
オランダ最古の工科大学で、ヨーロッパでも非常に高い評価を受けている名門校。土木工学、建築、航空宇宙学などがとくに有名。大学のロゴはギリシャ神話にある「プロメテウスの炎」を表しています。
https://www.tudelft.nl/