若者が参加する政策づくり
このコースはデルフト工科大学の「 Video course on Reflexive Policy Making 」を翻訳し、日本語字幕をつけたものです。

本コースでは、「参加型政策決定(Reflexive Policy Making)」のアプローチを学び、実際に政策共創のプロセスに関わるための知識とスキルを身につけます。この手法は、若者が単なる受益者としてではなく、政策の設計、実施、評価に主体的に関与することを重視しています。
「参加型政策決定」は、以下の3つの基本原則に基づいています。
- 政策は「若者のため」ではなく、「若者ととも」に作るもの:若者自身が政策の設計、実施、評価に積極的に関わります。
- 「ユースボード」による代表的な意思表明:若者の声を集約するユースボードが、制度的な関係者と協力しながら政策の方向性を決定します。
- 課題の特定と定義:若者が直面する問題を正確に把握し、政策課題として整理します。
- 制度的準備:政策決定者や関係機関が若者と協働できる環境を整えます。
- 若者の参加とユースボードの設立:多様な若者が意見を表明できる場を作ります。
- 政策共創プロセスの実施:若者と関係者が協力し、具体的な政策提案を作成します。
- 政策の実施と評価:共創プロセスの成果を政策に反映し、その効果を継続的に検証します。
*本コースは、EU の Horizon 2020研究・イノベーション助成プログラムの支援を受けて開発されました。
*参加型政策決定が必要な理由についての詳細は『 参加型政策立案に関する政策概要 』をお読みください。
受講対象者
本コースは、以下のような方々に最適です。
- 社会改革や政策づくりに興味のある若者
- NPO、自治体、教育機関などで若者と関わる立場にある方
- 参加型政策立案を実践したい政策担当者や研究者
- 参加型政策立案の基本概念を理解する
- 若者が政策共創に関わる意義と方法を学ぶ
- 実際にユースボードを設立・運営するための手法を習得する
- 政策立案者や組織と協働するためのスキルを身につける
全体構成 |
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01. 参加型政策立案のための問題定義 |
02. 政策共創の準備:利害関係者ネットワークの構築 |
03. ユースボードの設立 |
04. 共創プロセスの成功に向けて:能力開発と相互作用 |
05. 政策の共創:結果の実装 |
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翻訳ボランティア
謝辞
本コースの日本語翻訳は、下記のボランティアの方々の全面的なご協力によるものです。ここに厚く感謝申し上げます。
岡山県立総社南高等学校
2024年度国際系3年次
(ご指導:奥侑樹先生)
謝辞
本コースの日本語翻訳は、下記のボランティアの方々の全面的なご協力によるものです。ここに厚く感謝申し上げます。
岡山県立総社南高等学校
2024年度国際系3年次
(ご指導:奥侑樹先生)
Tu Delft(デルフト工科大学)
オランダ最古の工科大学で、ヨーロッパでも非常に高い評価を受けている名門校。土木工学、建築、航空宇宙学などがとくに有名。大学のロゴはギリシャ神話にある「プロメテウスの炎」を表しています。
https://www.tudelft.nl/
オランダ最古の工科大学で、ヨーロッパでも非常に高い評価を受けている名門校。土木工学、建築、航空宇宙学などがとくに有名。大学のロゴはギリシャ神話にある「プロメテウスの炎」を表しています。
https://www.tudelft.nl/