コートジボワールではフェアトレードによるココアの生産が急増しており、欧米の消費者から好評です。この売上から飼育場の運営など、さらなる産業も立ち上がってきています。継続的な経済成長や雇用機会の増進は SDGs 目標の８として掲げられています。

北モロッコの Chefchaouen 市は「環境に優しい街」を目指し、代替エネルギーの利活用やエコロジーの促進、市民のエコ意識の啓蒙などに取り組んでいます。2030年までに再生可能エネルギーの利用割合を52%とすることを目標としています。クリーンなエネルギーの活用は SDGs 目標の7です。

インドのゴンダ市はインドで公式に「もっとも汚れた都市」とされ、衛生面やインフラ面で低評価となっています。政府の改善姿勢も、市には有効に届いていません。居住地区の再生や持続可能な都市設計は SDGs の目標11の大きなターゲットです。

計画的陳腐化とは、製品の使用寿命を本来のものより短くし、買い替えを促進させようとすることです。不要な買い替えにより膨大な製品の廃棄や有害な排出が引き起こされています。「つくる責任、つかう責任」持続可能な生産消費形態の確保は SDGs 目標の12です。

バンコクの中心を通る「ワイヤレスロード」は、その名に合わず、電気ケーブルや電話線だらけです。地元当局は街の景観と安全のために電線を取り除き、地下に埋める活動を進めています。住みやすく安全な街づくりは SDGs の目標11の大切なターゲットです。

地中海を経由して多くの移民がヨーロッパに向かいます。目的地にたどり着けず、海上や砂漠で命を落とす方たちも少なくありません。計画に基づく移民政策を含む、各国間の不平等の是正は SDGs の目標10です。

妊産婦と新生児の死亡率を削減し、母子保健を増進することは SDGs の目標3で掲げられています。アフガニスタンでは母親と新生児の死亡率が大変高い状況にあり「国境なき医師団」のメンバーが変革にチャレンジしています。

プラスティックは加工や成型がしやすく、さまざまな用途に使われています。しかし多くが家庭ゴミや産業ゴミとして廃棄され、1/5以下しか再利用できていません。リサイクルには技術的困難もあり、コスト面からも再利用率はなかなかあがりません。化学物質や廃棄物の放出削減は SDGs 目標12の大きなターゲットです。

安全な水と衛生の確保は SDGs の目標６として掲げられています。ここパキスタンでは2/3以上の家庭がバクテリアで汚染された水を飲み、毎年５万人の子どもたちが下痢の症状で亡くなっていますが、解決を阻むさまざまな要因があります。

中央アフリカ共和国で、モバイル・シネマがきょうも上映されます。映画の上映を通してワクチン接種、強制結婚、女子への教育など、社会的な問題への理解を助けてくれます。教育機会の提供と促進は SDGs の目標４として提唱されています。