サウジアラビアで女子サッカーリーグがスタート。長年の禁止令を解き、女性たちのスポーツへの挑戦が本格化しました。サッカーを通じて、伝統的な価値観を持つ社会で女性が活躍する道を切り開こうとする姿は、ジェンダー平等の実現に向けた大きな一歩です。しかし、この動きが政治利用されているという声もあります。

今年のニューヨークマラソンに、60人以上のノンバイナリーランナーが参加。長年男性として自分を認識してきたニック・ディルさんは、ノンバイナリーとしてカミングアウト後、従来の性別カテゴリーに違和感を抱いていました。今回のノンバイナリー部門への参加は、自分らしくいられる場所を見つけるという意味で、とても開放的なことだと言います。

マレーシア出身の歌手 SYA が、イスラム教の国で女性として生きる上での葛藤と、女性に対する固定観念を歌った『PrettyGirlBop』。ネットいじめにも負けず、自分の声でジェンダー平等を訴えます。ジェンダー平等への理解が西側諸国ほど進んでいないマレーシアにおいて、彼女のメッセージは大きな共感を呼んでいます。

アフガニスタンの女子大学生たちは、タリバンによる大学入学禁止という理不尽な決定に、強い怒りと絶望を感じています。かつて自由に学べる環境があった大学は、今や彼女たちの夢を閉ざす場所となってしまいました。公園や公共の場への立ち入りも制限され、女性たちは社会から隔離されようとしています。

ドラッグ（女装）クイーン、ハリケーン・キムチさんは、10年にわたりソウルでパフォーマンスを行っています。ドラッグ（女装）を芸術として捉える風潮が広がっていますが、LGBTQ+との関係や、歴史、本当の意味についての理解は進んでいません。性的指向による差別はいまだ広範に存在しており、韓国では反差別法が可決されていません。

メキシコ最高裁が中絶を非犯罪化！ 2023年、メキシコで中絶に関する歴史的な判決が下されました。この判決は、女性が自分の身体と人生を自分で決める権利を認める重要な一歩となりました。動画ではメキシコシティに住む人々の声を通して、この判決が女性たちの生活にどのような影響を与えるのか、中絶をめぐる社会の多様な意見を紹介します。

ベネズエラに住む同性カップルの切実な願い。結婚して社会的に認められたパートナーになりたいと願う二人ですが、現地の法律ではそれが叶いません。同性婚が認められていないベネズエラでは、LGBTQ+ の権利は大きく遅れを取っています。この動画は、平等な結婚を求める声、そして社会の変化を願う姿を映し出します。

メキシコシティで活躍する女性配管工、ベレニスさん。伝統的な男性の仕事に挑戦する女性たちの姿は、メキシコで進むジェンダー平等を象徴しています。最高裁による中絶の非犯罪化や女性大統領候補の誕生など、社会は大きく変わろうとしています。しかし、根強い差別も存在し、女性たちは今も闘いを続けています。

レバノン・ベイルートで女性への暴力終結を訴える抗議活動がくり広げられています。スローガン「名誉ではなく、恥でもない」を掲げ、性的虐待に対する法律改正を求めています。女性が声を上げにくい社会状況や、性的暴力が罰せられない現状に変化を求める人々の熱意が高まっています。

マレーシア出身のミシェル・ヨーさんが、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で、アジア人女性初のアカデミー主演女優賞を受賞という、歴史的な快挙を達成しました。ハリウッドでの多様性を訴え、女性のエンパワーメントを力強く語るヨーさんの姿は、世界の女性たちに勇気を与えています。