慈善団体「Rasiddon Blu」が、廃棄されるホテルの石けんをリサイクルし、必要な人々のための新しい衛生製品にしています。年間300キログラムの石けんを集めて加工しています。ホテルのムダを減らすことにもなります。また、障がいのある若者たちもリサイクルのプロセスに参加しています。

東南アフリカの Malawi は、世界でもっともタバコ産業依存率が高い国です。禁煙運動によって、世界的なタバコの需要減少が起こっており、出荷も減り、価格の値下がりも続いています。タバコ農家たちは医療・産業用の大麻など、新しい作物への挑戦も始めています。

チュニジアのリサイクル会社「アフリカンリサイクリング」は、プラスティックの山を工業用チップに変える仕事をしています。女性を中心に60名の社員を雇用しています。チュニジアではプラスティック原料が不足しており、ビジネスの拡大が見込まれます。一方チュニジアでは、廃棄物管理がうまく進んでいないため、住民の抗議行動も起こっています。

サンパウロの貧民街では正式な住所制度がない家もあり、荷物を配送センターまで取りに行かなければなりませんでした。新しい運送会社「Favela Xpress」は、地元のことをよく知っている住民が働いており、玄関口まで荷物を届けます。居住者には大きな喜びです。「Favela Xpress」は地元密着のビジネススタイルを活かして、業態を拡大しています。

アフガニスタンのカブールで、国際連合世界食糧計画が寄付金を配布しています。約３千世帯に7千アフガニ（74ドル）を配る計画です。寄付が必要な世帯は６万と言われており、対策としてはまだまだ不十分です。アフガニスタンではインフレーションと失業が急増しており、冬に向けて不安も大きくなっています。

ニューヨークで、缶やペットボトルで生計を立てる人たち。80歳のLaurentino さんは、週６日、午前９時から午後５時まで働き、缶ひとつで５セントを稼ぎます。ニューヨーク市では約１万人が「缶処理業」として働いていますが、そのほとんどは移民です。彼らはリサイクル業で社会に貢献しているにも関わらず、差別にも直面しています。

ラゴスの「スラムパーティ」は、貧しい地域に活気を与えることを目指しています。治安が悪かったこの地域で、10人の若いナイジェリア人のパフォーマーたちが集まって、ストリートでパーティをしたり、ダンスを教えたりして、暴力で損なわれたこの地域を変えようとしました。今では状況が少しずつ良くなってきています。

リオデジャネイロの一地域に、ヘリコプターでブラックサンタクロースがやってきます。クリスマスに間に合うように、困っている人たちに食料品を届けに来たのです。National Anti-racist Front が、このミッションの資金を支援しています。ブラジルではほぼ４分の１の人たちが食料不安に苦しんでおり、パンデミックとインフレが状況を悪化させています。

ロンドンでバスが隊列を組んで、市内のホームレスの人たちに、医療やシャワー、ヘアカットなどのサービスを提供しています。長く路上で暮らすようになると、自尊心が低下してしまう傾向があります。バスは、彼らに基本的なサービスを提供することで、自信を回復してもらうことを目指しています。

FAO（食糧農業機関）の会議です。食料と農業に関する課題と優先事項について話し合っています。FAO のデータでは、ラテンアメリカとカリブ海地域の飢餓は6千万人に、食料不足は２億6700万人に影響を及ぼしています。より効率的・包括的で、回復力と持続可能性を強めた農業システムへの改善が求められています。