1974年のトルコ軍侵攻以来、キプロスは南北に分断された状態が続いています。国際的に認められたキプロス共和国は EU の一員となり、国の南側を統治しています。「北キプロス・トルコ共和国」は、島全体の3分の1にあたる北部を支配していますが、トルコ以外には国家承認を受けていません。

象の個体数が激減しています。アフリカ象は 20 世紀初頭の何百万頭から、今日ではおよそ 47 万頭まで減少しました。その原因として大きなものが、密猟と違法な象牙取引（アイボリートレード）です。象牙取引は国連条約により禁止されていますが、違法な取引は続いています。

完全自律型の殺人ロボット。SF 映画の恐怖が現実になる日が来るのでしょうか。AI で目標を捕捉する自律兵器はすでに開発されています。人間の操作を必要とせず戦闘を行う自律型兵器が発達し、戦争に使われていくことが危惧されており、NGO による反対運動も始まっています。

アパルトヘイト廃止から 20 年。しかし、南アフリカの社会では、不平等は今もなお残っています。白人家庭の平均収入は黒人家庭の６倍と言われていますが、教育システムの不平等、失業率の増加などが、その根底にはあります。南アフリカは低成長や通貨の不安定と戦っています。

国際連合の生まれた経緯、歴史、現在の構成を見ていきましょう。国連は 1945 年、51カ国の国連憲章への署名を経て正式に設立されました。本部はニューヨークにおかれ、国際的な領域とみなされています。総会、事務局、安全保障理事会、経済社会理事会、国際司法裁判所などで組織されています。

アメリカでは銃器の所持が米国憲法修正第２条で保証されており、3分の1の世帯で武器が所有されています。2.7 億丁から 3.1 億丁の銃器が保持されており、2012 年の記録では、１万５千件の殺人事件のうち、約 8,900 人が銃殺によるものでした。銃器の取引の4割は個人的な売買と言われています。

国際的な首脳会議、G7。世界の主要先進工業国７カ国で構成されており、世界経済についての議論を行うため、年に１度のサミットが開かれています。開催場所は輪番制で、最初の会議は 1975 年、フランスで行われました。このときは「G5」で、のちにイタリアとカナダも参加します。

第一次世界大戦では、多くの「はじめてのこと」がありました。戦車や毒ガスなどの武器がはじめて使用されました。一方、戦争で心身が傷ついた兵士たちに対する医療や心理的治療が導入されました。マスメディアを統制した情報コントロールも行われ、はじめての国際組織の設立もありました。

イエメン共和国は 1990 年に創設されたばかりの若い国です。人口のほとんどがスンニー派イスラム教徒ですが、北部ではシーア派の分派であるザイド派およびフーシ派の教徒も多く、対立が続いています。アルカイダやイスラム国の攻撃もあり、その政情は安定していません。

ミャンマーは軍による統治を経て、文民政治に舵を取りました。民主化とともに経済が改善し、海外からの投資も増え、GDP も上昇しています。政府は厚生・教育などの改善に乗り出していますが、貧困や差別など、まだ多くの難題があります。