犬の嗅覚は大変鋭く、その感覚器官は３億とも言われています。鼻孔の構造も人間のものとはかなり異なり、嗅覚をつかさどる脳の割合は、人間の40倍にも及びます。この鋭い嗅覚を活かして、犬は薬物や爆発物の発見、捜索や救助など、さまざまな役割を担ってくれています。

ミノカサゴはもともとインド洋の魚ですが、キプロス島沖合で繁殖を始めています。大西洋、カリブ海にも移住しているのです。ミノカサゴの食欲は旺盛で、繁殖も速く、海中の生物を侵略し、脅かしています。ミノカサゴの繁殖を止めるプロジェクトもスタートしていますが、苦戦しているようです。

米国バージニア州、Chincoteague 湾の名物は、泳ぐ野生のポニーです。ポニーペニングディは百年続いている有名なイベントで、毎年に国中の人が集まります。200頭のポニーが1000ヤードを泳いで渡る光景はすばらしいものです。

ネス湖のモンスターの物語は1,500年以上も語り伝えられてきました。ニュージーランドからやってきた Neil 教授は、湖水のサンプルからDNAを集めることで、長年の謎を解明しようとしています。伝説のネッシーはついに発見されるのでしょうか。

スペイン、コルシカ島の沖合で、世界最大の軟体動物である「タイラギ貝」が、次々に死んでいます。微小な寄生動物に襲われたのです。フランスの湾内でも、オオシャコガイが襲われています。海洋生物学者によると、他の貝も同様の運命に苦しむだろうということです。水温の上昇とともに、寄生動物の増加が懸念されています。

ナイジェリアのオモの森では、レンジャーたちが自然保護区をパトロールしています。希少種であるマルミミ象は、人間を恐れ、すぐに逃げてしまいます。森には100種の哺乳類が住んでいると言われますが、森林の破壊は、彼らの生存を危険にさらしています。

地球温暖化と二酸化炭素排出量の増大により、世界中のサンゴが白化し、死に向かっています。ところが、イスラエルの Eilat 湾のサンゴだけが例外です。6,000年以上前、これらのサンゴは非常に熱い水域を移動し、熱からの回復力を身に着けたようです。しかし Eilat 湾のサンゴも、近年、危機に瀕しています。

ジカウィルスを媒介する蚊の数をへらすため、マイアミでは雄の蚊の放出を始めています。細菌に感染した蚊と交尾した雌の卵は孵化しないのです。この予防法は化学薬品も使わず、環境にも安全です。

ニューヨーク市の周囲の公園に、野生動物が戻ってきています。渡り鳥の一部はセントラルパークに定住し、ブロンクスにはコヨーテが現れることもあります。都市公園レンジャーたちは動物と市民とが共存できるよう、さまざまな取組を行っています。

南アフリカの古生物学者が、巨大な恐竜の新種を発見しました。2億年以上前に生息した、当時最大の生物でした。採掘された骨の中に、同じ深化系統樹の他の恐竜には見られない形が見つかり、新種ではないかと言われています。