世界各国で、医療従事者が懸命にコロナウィルスと戦っています。重症の患者も多く、容態急変などのリスクに対し、常に準備が必要となっています。しかし医療従事者自身も感染の危険があり、家に帰れず、家族と会えない苦しさがあります。フランス、レバノン、韓国、ブラジルから、事例が紹介されます。

国により、政権の COVID-19 対策に対する非難も起こっています。ワシントンではコロナウィルスの犠牲者を悼むとともに、抗議行動の1つとして、ホワイトハウスの前で、「ボディバッグ」や「葬列」のイベントが行われました。

コロナウィルスへの感染を防ぐために、手洗い、手指の消毒はとても大切です。消毒用のアルコールが不足したとき、医療従事者たちは、自分たちで手作りすることができます。WHO のガイドラインに沿った作り方を動画で説明します。

COVID-19 のため、世界中で多くの学校が閉鎖され、オンライン学習に移行しました。しかし、生徒の自宅の PC・ネット環境や通信環境により、オンライン学習が難しい場所も多くあります。インドネシアのマゲランでは、先生たちがバイクに乗って、生徒の自宅に出前授業を行っています。

COVID-19 のため、多くの人が仕事を失くしています。ここジンバブエでは、高い失業率、食糧不足、さらに干ばつも加わり、苦しい日々を過ごしています。「スープ・キッチン」は、人々のために、食料の供給に取り組んでいます。

新型コロナウィルスの伝染は、主に鼻や口の経由や、身体的接触によってもたらされます。感染者は無症状であっても、他者への感染を起こすことがあります。また感染者が接触したステンレス鋼やプラスティックなどにも、ウィルスは一定期間生存しており、注意が必要です。

エッセンシャルワーカーとは、社会活動の維持に必要不可欠な仕事をしている人たちです。社会を支える彼らに、感謝と尊敬が集まっています。医療従事者はヒーロー、という言葉がニュースになりましたが、配達員、販売員、公共交通職員なども「ヒーロー」として讃えられています。

COVID-19 は、世界の観光業に壊滅的な打撃を与えています。ここ、ヨルダンのペトラは世界七不思議の1つとして、映画「インディ・ジョーンズ」のロケ地にもなったような、世界有数の観光地でしたが、今ではゴーストタウンのようです。ツアーガイド、観光用のロバや馬車、交通機関、ホテルなどの業務がストップし、事業に大きな影響が出ています。

COVID-19 の影響で、動物園などの観光施設も閉鎖が相次いでいます。ウクライナ、デミデイフの動物園はもう２ヶ月閉鎖が続き、入園料が途絶えたため、動物たちの食事代に影響が出ています。動物園主たちは寄付を求めて緊急の訴えを始めていますが、寒冷の季節も近づき、暖房費も必要となっています。

小児多臓器系炎症性症候群（PIMS）は、子どもたちの健康に重大な影響を及ぼす病気です。深刻な免疫異常であり、発熱や腹痛、リンパ節や舌などの腫れが見られますが、COVID-19 との関連があると、心臓などの臓器の炎症損傷が顕著になることがあります。5歳の子どもから、20歳の若年者まで、影響の可能性があります。