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[OU](60秒でわかる)お金の歴史

分野:教養・文化

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講座内容

英国国立オープン・ユニバーシティが提供する、人気の「60秒でわかる」シリーズ!
1コマ1分前後のアニメーションで、教養や文化のコンテンツを楽しく学びます。

今回は「お金の歴史」。今日、お金は商品やサービス、債務返済などの汎用的な手段として認められていますが、そもそもお金はどうやって発明されたのか。お金がない時代、人々はどうやって取引をしていたのか。石やクジラの歯はどうやって近代のお金に進化していったのか。経済危機におけるお金の役割はなにか。アニメーションで見ていきましょう。

01. 初期のお金

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お金が生まれる前、人々は物々交換をしながら暮らしていました。小さな共同体では、誰が何を受け取り、何を返すべきかを覚えておくこともできました。しかし社会が大きくなるにつれ、取引や税の管理は複雑になっていきます。そこで、人々はクジラの歯のような物を交換の証として使い始めました。お金の誕生は、同時に「借り」と「貸し」の仕組みの始まりでもあったのです。

02. 硬貨

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貝殻や大麦、クジラの歯など、さまざまなものがお金として使われる中で、人々は「使いやすいお金」の条件に気づいていきました。持ち運びやすさ、分けやすさ、希少性――そうした特徴を備えていたのが金属です。やがて王たちは、価値を保証する印を刻んだ金属貨幣を作り始めます。しかし、貨幣の広がりは、新たな利益の生み出し方も生み出していきました。

03. 紙幣

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大量の硬貨を持ち運ぶのは、とても不便なことでした。そこで古代中国では、硬貨の代わりに紙の証書を使う仕組みが生まれます。紙そのものに価値はなくても、人々は金や銀と交換できると信じて受け取っていました。やがて紙幣は世界中に広がり、金の価値と結びつける「金本位制」も作られていきます。しかし現在のお金を支えているのは、金属ではなく、人々の「信用」なのです。

04. お金の管理

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太平洋のヤップ島では、巨大な「ライ石」がお金として使われていました。しかし、その石はあまりにも重いため、実際には動かさず、所有の約束だけで取引されることもありました。さらに、その価値をもとに「支払いの約束」を発行する仕組みが生まれ、銀行のような役割も生まれていきます。やがて、お金の量を誰が管理するのかという問題も重要になっていきました。

05. お金とインフレ

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16世紀、スペインは植民地から大量の金銀を持ち帰りました。しかし、お金が増えたことで人々の暮らしが豊かになるとは限りませんでした。商人たちは商品の価格を引き上げ、物価が上昇していったのです。この出来事は、「お金が増えすぎるとインフレが起こる」という考え方につながっていきました。お金の量と物価の関係について見ていきましょう。

06. 国際通貨

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18世紀、イギリスはアメリカ植民地に対し、税の支払いをポンドで行うよう求め、自前の通貨発行も制限しました。そのため植民地は、イギリスとの貿易を通じて通貨を手に入れなければなりませんでした。こうした経済的な負担は、独立戦争の背景のひとつとも考えられています。独立後に誕生したアメリカドルは、やがて世界でもっとも重要な通貨へと成長していきました。

07. お金と銀行の設立

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19世紀になると、銀行はお金を預かり、貸し出すことで利益を得る仕組みを発展させていきました。さらに銀行は、預金者が同時にお金を引き出さないことを前提に、預かった額以上のお金を貸し出すようになります。こうした「部分準備銀行制度」は経済を支える一方で、銀行への不安が広がると、大きな金融危機につながる危険も抱えていました。銀行とお金の仕組みを見ていきましょう。

08. お金と銀行の救済

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2008年の金融危機の後、各国政府は銀行システムの崩壊を防ぐため、大規模な対応を行いました。その際、経済学では「銀行が貸し出しによって作るお金」と、「政府が国債を発行して作るお金」が区別して考えられます。政府は新たに生み出した資金を使って、銀行が抱える不良債権を支えました。金融危機の中で、お金がどのように作られ、支えられているのかを見ていきましょう。

09. マネーパワー

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1973年に金本位制が終わった後も、世界ではアメリカドルが国際取引の中心として使われ続けています。金融危機後には、アメリカ政府が銀行救済や景気対策のために巨額の資金を投入したことで、ドルの価値が下落するとの予測もありました。しかし実際には、多くの国や人々がドル資産を保有し続けています。お金の価値を支えている「信用」の力について見ていきましょう。

10. 未来のお金

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かつて最先端だった硬貨や紙幣は、現在では取引全体のごく一部でしか使われなくなっています。電子決済やオンライン取引の広がりによって、お金の形は大きく変化しました。さらに近年では、ビットコインのような暗号資産も登場し、新しい通貨のあり方が模索されています。しかし、お金として本当に社会に定着するためには、政府や銀行との関係も重要になっていきます。
分野
教養・文化
前提となる知識
とくになし
想定学習時間
1時間
修了認定テスト
修了証書発行
なし
受講期間
期限なし
講座サンプル

翻訳ボランティア

謝辞
本コースの日本語翻訳は、下記のボランティアの方々のご協力によるものです。ここに厚く感謝申し上げます。

杉浦嘉則様、藤間裕子様
(family name 50音順)

権利関係

これらの講座はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下で提供されています。
Creative Commons logo with terms BY-NC-SA.


[OU](60秒でわかる)お金の歴史
The History of Money in 10 Minutes
An OpenLearn chunk used/reworked by permission of The Open University copyright©2015.
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License: Creative Commons BY-NC-SA
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