ブラジルの森林火災の半分がアマゾン領域で起こっています。また、森林破壊も国際的に大きな問題となっています。WWF によると、アマゾン熱帯雨林の20％がこの50年で消滅しています。森林の保護とその生態系を守ることは、SDGs 目標の15です。

グリーンランドの85％は氷におおわれていますが、温暖化の進行が早く進んでいます。NASA の調査部隊 OMG は、2015年から任務につき、氷融解の状況を調査しています。さまざまな気候変動を調査し、その影響を軽減する取り組みは、SDGs13 の目標です。

ボリウッド（ボンベイのハリウッド）でスターになることを夢見る子どもたち。Ladsaheb 先生のスクールでは、授業料を払えない子どもたちにも無料で演技指導をしています。質の高い教育を確保し、働きがいのある仕事を目指すことは、SDGs 目標の4として掲げられています。

Marin Alsop は女性として初めて、アメリカの一流オーケストラの指揮を務めています。彼女はさらにフェローシップを立ち上げ、あとに続く女性指揮者の育成も行っています。クラシックミュージックは「平等」について大きな力があると彼女は言います。ジェンダー平等はSDGsの目標５です。

英国のある有名スーパーマーケットで、マイバッグ持ち込みの取り組みを行っています。およそ80万トンのプラスティック削減を目指しています。この取り組みをさらに広げ、政府にも法的拘束力のある削減目標の設定を呼びかけています。廃棄物の発生を削減し、持続可能な生産消費形態を確保することは、SDGs 目標の12です。

インドネシアの Surabaya では、ペットボトルを集めて、バス料金と交換する取り組みを行っています。家庭だけでなく、外出先のペットボトルを集める人が増え、街のごみが減りました。また、子どもたちの意識も変わってきています。持続可能で自然と調和した生活への意識向上は、SDGs目標の12です。

化学兵器の廃棄は大きなリスクを伴い、また時間がかかる作業です。大きくは焼却と中和という2つの方法がありますが、プロセスは複雑で、手間がかかります。武器の削減や暴力の抑止を行い、平和な社会を目指すことは、SDGs目標の16です。

マダガスカルの街ではごみの山から売り物を掘り出し、生活費にあてる暮らしを続けてきました。Pedro神父は彼らを支援し、住む家や子どもたちが通う学校を整備してきました。住民たちは尊厳をもち、子どもたちは将来に夢を持っています。貧困をなくし（目標１）、雇用の促進を行う（目標８）は、SDGsの大きな目標です。

植物を中心として活用するバイオエネルギーの利活用が進んでいます。植物の原料として用いる基本的な形から、発酵や熱化学の活用など、新しい技術の導入も行われています。今後は遺伝子組み換えされた菌や生物を用いたバイオ燃料の利用も期待されています。クリーンで安全な再生可能エネルギーの活用促進は、SDGs目標7です。

感染症の基本的な予防策は、定期的に手を洗うことです。しかしそのためには、水資源の確保が必要です。コンゴ民主共和国のゴーマでは、キブ湖の水資源に頼るしかありません。多くの人たちがキブ湖に水を取りにやってきます。安全な水の確保（目標6）と健康的な生活の確保（目標3）は、いずれもSDGsの大切な目標です。